
"硫化水素中毒”で1人入院…翌日に退院していた 地熱発電の掘削中に水蒸気噴出 北海道蘭越町 (23/07/04 19:00)
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6月、北海道後志地方の蘭越町で突如、水蒸気などが噴出した問題で事業者側は、7月4日夜、住民説明会を開く予定です。
6月29日、地熱発電の調査で掘削作業中に、突然、蒸気が噴き上がりました。
三井石油開発によりますと、蒸気には硫化水素が含まれており、1人が硫化水素中毒で入院したということです。
古川 開 記者:「水柱付近の川に来ています。普段透明な川が真っ白になっています」
事業者によりますと、石英を主成分とする地下鉱物が噴き出したとみられています。
人体に影響はないとしていますが、水質や土壌への影響は調査中で、7月5日にも結果が出る見通しです。
町は周辺の農家に水を使わないよう呼びかけ、希望する農家には消防のポンプ車で給水しています。
農家:「メロンやトマトへ水の供給量が足りてない。また暑くなって水の供給量が足りなくなると、顕著に生育も悪くなって収穫物も悪くなるので、収入が減ってしまうので大打撃」
事業者側は蒸気を止める方法を検討しています。
7月4日午後7時から住民説明会を開く予定です。
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